親世代と子供世代 サモンナイト クラフトソード物語
◆2003年 ◆アクションRPG ◆制作=バンプレスト
ストーリー=海上に浮かぶ剣の都ワイスタァン。鍛冶で有名なこの都市で、『七鍛聖』の欠員を埋めるため鍛冶師による武闘大会が開かれることになった。主人公は3年前に亡くなった父のような鍛聖になるべく優勝を目指す。その頃原因不明の地震が頻繁に起きるようになった。 ■サモンナイトシリーズの番外編。主人公が13歳と低めに年齢設定されているためか、内容も本編よりは子供向け?さほど凄惨な描写が無く、全体的にほのぼの感があります。本当に悪い人も一人か二人しかいません。でも充分楽しめた!かなり好きです。
■戦闘が横スクロールのアクションで、もう必死にAボタン連打。頑張って防御もした(泣)。敵の種類(飛行タイプや地上タイプ)によって武器を使い分けなければならず、お陰で適度な緊張感がありました。しかし御前試合の敵はさすがに手強い。素早くて防御しすぎ! ■主人公の素直な性格がとてもかわいいです。子供らしい。サクロにいきなり「特訓だ」と言われて、「よくわからないけど、わかりました!」と言っちゃうところとか。あとヒロイン的存在のサナレがかわいい!男に頼ることもなく、しっかりしていて、わりと理性的。他もいい子ばかりです。
■ワイスタァンの騎士団にして最高議会である『七鍛聖』。現在5人ですが、皆一筋縄ではいかない人ばかり…というか、どっか変。このゲームの突っ込みどころは七鍛聖が占めていると言っても過言ではない。そして主人公のお母さんは最強のおっとり屋さん。ゲーム中詳しく語られていないけど、(この人、元鍛聖だったのでは?お母さんに剣を預ける時、「剣のことは鍛聖に任せておけば大丈夫」みたいなことを言われるし。真相はいかに? ■ゲーム中盤でなんとサモ1の主人公がゲスト出演!選択肢で4人の中から選べるのですが、もちろんハヤトにしましたよ。主人公より年上なせいか落ち着きがあって頼もしい!(このエピソードで主人公とウレクサに勇者の定義みたいなものを示す役回りでした。あのお人好しだったハヤトが…何だかすごくかっこいいよ!)二周目もついハヤトを選択してしまった…。やっぱり一番好きだなあ。
■ストーリーの中で『3年前の事件』がかなり重要な位置にあります。主人公の父母、弟子、過去の鍛聖、護衛獣などの10人の男女と3本の剣が関わった話。ゲーム中に大体の粗筋は語られるけど、この話だけでも一本ゲームが出来そうな、そんなドラマ性を感じます。 ■コメディ部分の会話のテンポが良くて結構感心しました。(某メガネのカレー特訓での、護衛獣との会話。「つらかったのか?」「精神的にね…。」など)。面白い。間が絶妙。ここらへんの会話の面白さはFFに迫るくらいのレベルと言えますよ! ■クリアしてみると、やっぱり子供向けなせいか最後がちょっと都合よく平和に終わっている感じがします。13歳の少年がラスボス倒しちゃって良いのかな…。でもやはり主人公が倒さないとね。続編が出ないかなあと期待しています!


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