地下と空
ブレスオブファイアX 
−ドラゴンクォーター−
◆2002年 ◆RPG ◆制作=CAPCOM
ストーリー=1000年前の災害により人は地下深くに暮らすことを余儀無くされ、潜在能力の数値『D値』によって全てを管理されていた。3rdレンジャーの主人公はある日少女と出会い、『』を目指すことになる。
■ストーリーに定評のあるブレスシリーズ最新作。従来のシリーズとは世界観とシステムが大幅に変わりました。今まで主人公は強大な力を持った異質な存在だったけど、今回は何でもない普通の少年。ニーナはか弱くて喋れない。何だか新鮮でした。 ■戦闘システムに戸惑っていつも崖っぷち。コンボの出し方を理解してなかった…。でも移動やAPに制限のあるシステムが緊張感を出して良かったです。終盤の敵ボスのアブソリュートディフェンスは「ぎゃー!」という感じでした。ずるいー!さすが統治者!
■リュウのおっきい目がかわいいです。そしてニーナがまた手を繋ぎたくなるような可愛さでどうしよう!リュウはきっと子猫を拾った小学生のごとく責任感に燃えているに違いありません。リンは大きい子供と小さい子供をかかえて溜息吐きつつ、自分がしっかりしなければという感じ。
ボッシュが良いとあちこちで聞いていましたが、クリアして納得がいきました。→
→何かいろいろとツッコミを入れたくなるよこのエリートは!意外と余裕ないところとか、中盤から壊れ気味になるところとか。そういうの大好き…!勝手な想像。ボッシュはリュウを下に見ることでバランスを保っていたような気がします。で、リュウが自我に目覚めたりDダイブで強くなったりして、一気にバランスが崩れてしまったのかも。
■敵に先制攻撃というのも初期の頃は下手で、天井から落ちてきた敵に泣いたりしました。あとトラップアイテムを使うのが下手で、特に爆弾の投げ方がわからない!遠くに投げられず足元に落っことして慌てて回収したり、間違って肉投げたり、最後にはもう諦めて殆ど使いませんでした。私にそういった戦略を求めてはいけない…いつでも正面玉砕 ■好きなシーン。最初にニーナを助けるところで、(目を開いたら赤眼になってるのと、Dダッシュがかっこいい。ニーナを守ろうとするのに何の理由も無いのが好きです。)EDで(リンが後ろを見ないんだけど、座り込んで顔を覆うところ。あまり自分の感情を語ることがなかったけど、ここで彼女の優しさが表れているような気がして、ちょっとじーんとしました。
■ストーリーはシンプルだけど、徹底して薄暗い地下を舞台にして空を目指すというのがすごく感動できます。よく考えると恐いD値の管理制度や、謎が多い世界や統治者、存在するかどうかもわからない『空』など、設定と世界観にとても惹かれました。「BAROQUE」や「ICO」のような独特さと力がありますね。 ■ED。(リュウの「それを聞いて安心したよ。」というセリフが印象的です。『空』に行って本当にニーナを救えるかよりも、D値が全ての世界に自分から反抗して意志を貫こうとした、そのこと自体が大事だったんじゃないかと思えます。)ブレスは色々語りたいことがたくさんあって大変。


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