死にまくるタイムトラベラー シャドウ オブ メモリーズ ◆2001年 ◆アドベンチャー ◆開発=コナミ 
◆ストーリー=主人公アイクはある日突然何者かに襲われ命を落とすが、謎の少年ホムンクルスに「時間を超える力」を与えられ、死の運命を回避する為に様々な時間を行き来する。やがて自分を狙う殺人者の正体や、ホムンクルスの目的が明らかになっていく。 ■このゲームの監督は幻想水滸伝でキャラデザインをしていた人で、そのせいか主人公がグレミオに似てます。金髪で長髪。某サイトさんの日記でもグレミオと言われてて、私たちもプレイ中ずっとグレミオと言ってました。言われるとそうとしか見えなくなります。 外国の町並みとか、何だか昔サターンで出たゲーム「月華夢幻譚」を思い出してしょうがなく、それでこのゲームに興味を持ちました。過去と現在が複雑に絡み合い、「あの時のあれはこういうことだったのか!」と謎が明かされていくところが推理小説並にレベル高いです。
■推理作家の宮部みゆき氏推薦の傑作アドベンチャー。まだ自分のうちにPS2が無いのにソフト買って、くぼうさんの家でプレイ。かなり面白くてぶっ続けで頑張ってクリアしました。マルチEDで、最初「そんな〜!!」というバッドEDに。あわてて途中からやり直し、ちゃんとスタッフロールの出るEDを見ました。  ■面白かった回避は第四章。まず第一章で一人でいるのを避ける為に、「広場に大道芸人がいる」と町の人に伝えて広場に人を集めます。その時大道芸人を見て主人公が「これなら俺にもできる」と言うんですね。これが伏線!その後背後から刺されるのを回避するには、事前に背後を防御しなければならず、過去の自分にそれを伝えなければいけない。でも自分と接触するとタイムパラドックス?等の関係でヤバイ。そこで他の時代で成り行きで着る事になった芸人の衣装プラス手紙を仕込めるボールを持って現代へ。第一章の時間へ行って、自分が大道芸人としてお手玉を披露。そこへ過去の主人公が見に来るので、お手玉に紛れて手紙のボールを投げる。こうして過去の主人公が後の死の回避法を知ることが出来るのです。まさかあの芸人が主人公だったとは!! ■主人公に何故か協力してくれるホムンクルスは、姿は少年ですが、口調はとても偉そう。お前が黒幕だろう!俺を利用してポイ捨てする気だろう!という雰囲気バリバリなのですが、大人しく言われる通りにするしかない主人公。確かに主人公って外見からして弄ばれそうな感じがしないでもない。
■プレイ手順は、まず一度殺され、ホムンクルスのいる空間で回避のヒントをもらい、死ぬ直前の時間に戻る。そこからまた、殺される要素を取り除ける時間へ戻る。一時間前で済むこともあれば、百年以上前まで戻ることもあります。火事で死んでしまったら、放火を未然に防ぐ。木の上から狙われたなら、なんと中世時代まで戻り、植樹を防ぐ!そのうち一つ回避するのに複数の時代へ行くようになります。 ■ホムンクルスが主人公に時間移動の力を与えたのは、過去に行かせて自分が生まれる要因を作ることでした。巡り巡って結局ホムンクルスの思惑通りに。一体どこからが始まりだったんだろうなあ。
■終盤で犯人が判明。ホムンクルスを作った錬金術師の息子で、主人公と序盤で会っています。まさか少年が犯人とは。じゃあ刺したのも車で轢いたのも放火も!と考えるとすごい。

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