小暮編 『エレベーター幽霊』


■編纂室へ異動する一年前、所轄の巡査だった小暮は夜中の警視庁へ書類を届けに行くことになる。先輩刑事から警視庁のエレベーターにまつわる怪談を聞かされ、怯えながらエレベーターに乗ったが…。
■いよいよ小暮さんが番外編主役で登場。怖がりだけどそれに反比例して霊感が強いので、否応なく怪奇現象に遭遇する羽目に。風海もまあそういう目にあったりするんだけど、小暮さんの場合心臓止まっちゃうんじゃないか!?と思っていたら、どうもちょっと違う様子。小暮さんの場合、霊感が強すぎて霊現象を現実と変わらないくらいはっきり認識しまうらしい。つまり『怪異と気づかない』こともある。良いのか悪いのか…。気絶するよりいいか(笑)。
舞台は真夜中の警視庁〜!なんかドキドキする!こんな都会だし、昼夜関係なく誰かしら働いているような所なのに、やっぱりひと気のない暗い場所ってあるんだなあ。経費削減のためか、人がいない場所はあまり電気点いてない。そして電気が点いているエレベーター内だって油断できない。中は明るくても一歩外に出ればエレベーターホールは暗いし、そこから誰が乗り込んでくるか……。本当の警視庁のエレベーターって実際どうなの?怪談あるのかしら。
■今回のゲストキャラ、御園雛子は小暮さんにとってめちゃくちゃタイプだったらしい。うん、そうか。私もだよ!何がって顎がほっそりしてて、私の好みにもど真ん中ストレートだったよ!たぶん今回の2で一番美人、っていうか好感の持てる外見だと思う。性格ももちろん良し。 そして彼女がきっかけで夜の警視庁捜査開始。小暮さんの人の良さがここでも遺憾なく発揮されていて嬉しかった。 ■中盤でちょっと変わったゲームオーバーがあって面白かった。小暮の視点で風海が出てきたので、初めて風海のイラストが見れた。本編では風海視点だからイラストないんだよなあ。風海、とっても覇気がなさそう(笑)。顔はいい部類なんだろうけど、賀茂泉に比べたら気が弱そうだなあ。でも会話したら小暮さんに負けず劣らずいい人だった。なんかこう育ちが良い感じ。私は他人視点の風海がかなり好き。 ■この番外編で小暮さん初のセルフクエスチョン!私が想像してたのとそう変わらない雰囲気だった(笑)。そして推理ロジックもがんばったよ〜!■御園との会話で『超能力は実在するか』について聞かれ、選択肢が3つ出るんだけど、どれも小暮さんの性格がよく出ていた。オカルト苦手だから超常現象もあまり信じない。でも真っ向否定ではなくて、不思議な事が起こってもそれをありのままの現実として受け入れるという素直な姿勢でいる。だからきっと本編でも科学オカルトどちらでも風海についてきてくれるんだろうなあ。やっぱりいい人!


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