小説「キノの旅」(時雨沢恵一)の主人公キノ。

 小説の内容は「シビアな童話」という感じ。うまく言えないんですが。キノは旅人で貧乏性で出されたものは毒以外何でも食べます。略しすぎな説明ですみません。
特筆すべきは「後書きが巻を追うごとに面白くなっていく」という点ですね。次の巻が楽しみでしょうがないです。
 本のカバーの左にある著者近影も密かに面白いです。絶対に著者自身の写真を使わず、人間以外の写真で著者を表しています。四巻では星空のコスプレをしていたり…。
 小説「キノの旅」(時雨沢恵一)よりシズ

 武器は日本刀。陸というしゃべる犬をお供に連れています。キノよりちょっと逞しさに欠けます。穏やかで世間の荒波に慣れていないので騙されやすいです。陸の方がしっかりしているかも。緑色がお好きな様子。
 どこかのサイトさんで「ヘタレ王子」(ネタバレ反転)と書かれていて、ちょっと納得。イラスト、全然似ていません…難しいよ…。
「キノの旅」(時雨沢恵一)より、師匠

 本名不明。恐らく最強。優しいけど合理的。登場回数が少ないので、まだよく解らないけど、貰えるものは全部貰う主義っぽいです。のほほんな弟子付き。
 キノと共通して言えることは、ボランティアはしない、ということでしょうか。いつでもギブアンドテイク。そうしないと生きていけない世界だし。で、シズはうっかりボランティアして、後でへこんだり
 『絶体絶命都市』
 友人のところで少ししかプレイしなかったのですが、不思議と四コマのネタが浮かびやすいゲームでした。

 たまにラジオから流れる「250名が救助されました」という放送を聞くたびに「俺もその中に入れてくれ…」と切なくなっているに違いない主人公。いつもやさぐれて水をヤケ飲み(笑)。
 そのうちヘリが大嫌いになり、見るだけで撃ち落としたくなる主人公。連れの女の子も、サバイバルより主人公の状態の方が危険であることに気付くだろう…。
 …と、妄想は尽きないのでした。
 陣内さん登場。しかし主人公はすでに人間不信に陥っていた…。まあ、味方っぽい人だけど、場合によっては死にそうですね。主人公をこき使っていたけど、ちゃんとその分助けてくれそうな感じ。
『白夜行』東野圭吾

 遅ればせながら文庫になってから読みました。中心となる男女二人の心理を描写せず、ひたすら周りの人物からの視点を書くことにより、二人の心理を浮き出させる。その筆力に圧倒されました。利害関係だけじゃなかったよね、と願いたくなります。イニシャルの入った小物入れとか、お店の名前とか。
『名探偵に薔薇を』 城平京著

 探偵役 瀬川みゆき (左)
 冷静で達観している…というか日常的に諦めモードになっています。男でもいいんじゃないかと思うほどかっこいいです!でも(女だからこそ第二部の悲壮感が増すんでしょうね。)。

 主人公 助手役 三橋壮一郎 (右)
 この人もかなり頭良いのでは?だって(第二部ですごいし!私が常々「もしワトソン役が犯人だったら、探偵は事件を解決できるだろうか」と思っていたのを、見事にやってくれました。どんなに先入観無く物事を見れる探偵にも、『聖域』にあたる人がいますよね)。


TOPに戻る



inserted by FC2 system