土屋。

 14巻の時の状態で(もう出番は無いかなあと思っていたら、もう一度起き上がったので嬉しかった!清水との対話がメインだった。

 この人も、乱暴で危険なのに、悪気はないんだよなあ。雑ながらも授業やってるし。
 悪意は無いけど食欲はあるってのが何とも厄介。
 でも絶対(最終的には土屋も、生徒達に食欲以外の何かを感じるようになっていたと思う。佐藤がそうであったように。)
 佐藤。

 生徒を無闇に傷つけることはなかったものの、唯一イビルジーン感染能力を持っているので、かなり危険だった。
 その反面、一番教師の仕事をしていた不死族だった。生徒の煙草消したり、机の片付けしたり、進路指導まで…。
 メガネなくせに体格良すぎる。

 生徒に手を出したくない理由が、自分の意思じゃなくて(本能(餌の選り好み)だったとは(笑)。生徒が自分を信頼するように育ててから、って何だかすごく…何だろう…エロい?そんな感じがする。
 小冊子の相川先生のインタビューで、佐藤の過去が結構語られていてよかった。そうかー、高校生はちょっと年が行き過ぎ。だからって小学生じゃなくてホント良かった。犯罪っぽくなってしまう!保護欲=食欲って、凄絶だ…。
)
 深谷。

 食欲を持たない不死族。

 ストーリー後半がほとんど子供姿だったので、大人バージョンで描いてみた。
 四辻学園の女子制服のデザインがクラシカルなのは、深谷の趣味のような気がする。これまでの服装から。

 不死族になる前の過去話が、短いながらも淋しくてしんみりした。
 室井。

 長期にわたって謎の大部分を占めていた人物。

 レメクとの遭遇エピソードで、彼に望みを聞かれ、(答えた内容は伊勢とほぼ同じだった。なんて皮肉なんだろう。しかも復讐は遂げられず、倫子の平穏な人生も叶わなかった。本当に『DARK EDGE』って容赦ない。努力が報われる保障なんて無いのが現実的。)
 伊勢鉄三。

 『DARK EDGE』におけるシビアな部分を一手に引き受けてしまっていた。一番最後に驚愕。
 (自分のアイデンティティを継子に背負わせ、彼女を生かすために不死族になって、人間の感情を捨てた。もともと飄々としてマイペースなのに、裏表ある人間に接するのが苦手だったから、感情なんて余計なものに過ぎなかったのかもしれない。
 他の生徒が、自分とは違う存在と共存を図ろうと努力している中で、伊勢は傲慢に自分の望みだけを追及し、見事に力押しで手に入れた。そこが本当にシビアだ。
 憎しみの種を完全に消すのは不可能ってことだろうか。
)

 
 (レメク。)

 世界を憎んでいたというより、淋しかったんじゃないだろうか。生前も、不死族になった後も。
 (最後の対面で、あの顔に戻ってるなんて憎い演出。かっこいい!
 『DARK EDGE』の舞台が学校という設定にちゃんと理由があったのに感心した。
)


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