日本刀使いの不死族ハンター。

正体を知ってからよく見ると、思い当たるところがたくさんあった。能天気な雰囲気が(最初のレメクとそっくりだった!この人、結構非道でとんでもないことしてるのに、あっけらかんとした物言いで誤魔化されてしまう。「何をってセックスに決まってるじゃないか」。あっさり過ぎる…!
伊勢倫子。

室井は(不運にも巻き込まれた)と思っているけど、この人確か(室井の事ちょっと好きだったはず…なんだろうか。)そうだったら良いんだけど。 他の母親は不運以外の何ものでもない。その中で、(九郎の母親は普通の母親と変わらない愛情を九郎に注いでいて、すごいと思う。年を追うごとに、しかも学生服でますます彼に似てくる九郎に、こんな経緯を微塵も気取らせなかったのは、憎しみが無かったのかあるいは上手く隠していたのか。九郎に罪は無いと思って。
吉国紘一。

13巻の最後、彼が言ってたのは(白右が助かる方法じゃなくて、レメクに勝つ方法だった。もう死ぬのはどうしようもなかったか。切ないけど感動した。結局死んでゆくには変わりなかったけど、吉国が白右に自由を勝ち取らせようとした事が、少しでも救いになっていたらいい。)次の話の表紙がつらい。

吉国は根本的に自分の感情を優先するし、優しいというよりは同情しやすいだけだと思う。その同情が、九郎でなく白右に向けられて本当に良かった。白右の孤独を心配したのは、吉国だけだったなあ。


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